砂利と砕石を使い分けよう!それぞれの違いやメリットデメリット
駐車場などに石を敷こうする際に、砂利と砕石どちらがよいか悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、砂利と砕石の違いについてご紹介します。それぞれの特徴やメリットなどを知りたい方は、本記事を参考にしてください。
砂利(じゃり)と砕石(さいせき)の違い
砂利と砕石の大きな違いは、主に以下の2つです。
・形状や大きさの違い
・種類や用途の違い
それぞれについて詳しく解説します。
形状や大きさの違い
砂利と砕石のかたちの特徴は、おもに以下のとおりです。
名称 | 形状 | 大きさ |
砂利 | 丸みを帯びている | 直径2~5cm |
砕石 | ゴツゴツで角がある | 不揃い |
砂利のほとんどは角のない丸いフォルムが特徴です。砂利のサイズは小さめの直径2~5cmで色の種類も豊富。真っ白な色が特徴の白玉砂利や複数の色を混ぜてつくられた五色砂利などがあります。
砕石は、ゴツゴツとしており形状やサイズが不揃いです。特徴的な角ばった形状は、圧をかけた際にしっかりと噛み合います。
つくられかたの違い
砂利と砕石の形状に大きな違いが出るのには、つくられかたの違いが関係しています。詳細は、以下のとおりです。
名称 | つくられかた |
砂利 | 海や川、山など |
砕石 | 粉砕機でつくる |
砂利は長い時間をかけて山や海で石や岩のかけらが流れ転がってできます。何度も転がるため、次第に角は削れて丸みを帯びていきます。
それに対し、砕石は粉砕機を用いて作り出されます。
砂利は自然からつくられるもの、砕石は人工的につくり出されたものと考えると理解しやすいでしょう。
種類や用途の違い
砂利と砕石の主な用途は以下のとおりです。
名称 | 用途方法 |
砂利 | ガーデニング、アスファルトの施工 |
砕石 | 鉄道のレール下、生コンクリートの骨材 |
砂利は主にガーデニングなどに使用されます。またアスファルトやコンクリートの施工に混入させて使われる場合もあります。
砕石は、表に記載した以外にも道路の路盤材などに使用され、街のいたるところに用いられる建材です。転がりにくいため、駐車場などにも適します。
砂利と砕石のメリットデメリット
駐車場などに石を敷く際は、それぞれの特徴だけでなくメリットやデメリットを把握しておくことも重要です。
ここでは、砂利と砕石のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
砂利のメリットとデメリット
砂利のメリットは、主に以下のとおりです。
・粒の大きさが均一
・色など種類が豊富
・雑草対策ができる
砂利は丸いフォルムで粒が均一であるため、敷いた場所が整って見えます。落ちついた色味や華やかな色味などバリエーションに富んでいるので、場所の雰囲気に合わせて選択できるのも利点です。さらに、雑草対策に砂利を敷いておけば、面倒な草むしりの時間を短縮できるでしょう。
反対に、砂利のデメリットは主に以下のとおりです。
・歩きにくい
・砕石より高価
砂利の丸いフォルムは砕石のように石同士がフィットしにくく、歩きにくく感じるでしょう。上から圧を加えても石が転がってしまいます。車のタイヤが石をはじき、車体に当たって傷がつく可能性も。砕石よりも高価なため、敷石にお金をかけたくない場合は不向きでしょう。
砕石のメリットとデメリット
砕石を使用した際のメリットは、主に以下のとおりです。
・圧をかけるとよく締まる
・歩きやすい
・砂利よりも安価
粉砕機によって作り出されるため、不揃いな形状がうまく重なり固定されます。そのため、それぞれの石同士が良く締まり石が転がりにくく歩きやすいです。砂利に比べて、低価格で購入できるのも嬉しいポイントです。
反対に、砕石のデメリットは主に以下のとおりです。
・大きさや色のバリエーションがない
・水が溜まりやすい
砂利に比べてバリエーションが少なく、ゴツゴツした見た目は使用場所が限られるでしょう。水はけが悪いため、地面がぬかるみやすいです。はねた泥水が靴や車につくなど汚れの二次災害を引き起こす場合もあります。
それぞれの特徴を踏まえ、用途に合わせて最適なものを選びましょう!
まとめ
砂利と砕石は、言葉の意味の違いはもちろん、形状や種類などもそれぞれ異なるのが特徴です。
また、砂利は水はけが良い、砕石は安価などそれぞれにメリットがあるため、使用する場所に合わせて選択すると良いでしょう。
砂利と砕石の違いやそれぞれメリットなどを知りたい方は、本記事を参考にしてください。
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